撮影 2010年9月1日 つくば植物園撮影 2012年8月31日 つくば植物園

  クズ (葛) 別名:

学名:Pueraria lobata   マメ科 クズ属

 ・ 原産地:日本、中国。
 ・ 北海道から九州までの日本各地のほか、中国からフィリピン、インドネシア、ニューギニアに分布している。
 ・ 荒地や手入れの行き届いていない道端などでよく繁殖している。
 ・ つる性の落葉多年草。
 ・ 地面を這うつるは他のものに巻きついて10メートル以上にも伸びる。
 ・ 花期は8月中旬〜9月下旬。
 ・ 1cmほどの蝶形花をたくさん付け10cm〜15cmの穂状花序(注1)を形成する。
 ・ 花の色:濃紺紫色。
 ・ 葉は三出複葉(注2)、小葉は草質で(8cm〜15cm)で幅広く、とても大きい。
 ・ 果期は9月〜10月。
 ・ 名前の由来:大和国・奈良県の国栖(くず)が、デンプン・葛粉(くずこ)の産地であることから。
 ・ 用途:根を用いて食品の葛粉や葛根湯など漢方薬が作られる。
 ・ 花言葉:「治療」 「芯の強さ」 「恋の溜息」。
 ・ 9月13日、9月21日の誕生花。

 (注1)穂状花序(すいじょうかじょ)とは

    長い主軸に花柄(かへい)のない花を多数つけ、下から順次開花していくもの。
    例:セイヨウジュウニヒトエグラジオラスウワミズザクラホソナガバミズアオイハナトラノオなど。

 (注2)三出複葉(さんしゅつふくよう)とは

    小葉が3枚ある複葉。3枚の葉が一組になっているもの。
    例:クローバー、ミツバアケビ、クズ、トキリマメなど。

 *クズは古来より秋の七草のひとつに数えられるとともに、秋の季語として多くの俳句に詠われている。

 *秋の七草
  ハギキキョウ、クズ、ナデシコオバナ(ススキのこと)オミナエシフジバカマ

 *春の七草は食べられますが、秋の七草は食べられません。

 
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